葉梨法務大臣初登庁後の記者会見
8月10日に第二次岸田改造内閣が発足し、葉梨法務大臣の初登庁後に記者会見がありました。
法務行政の課題として、①「差別や虐待のない社会の実現を目指し、個別法によるきめ細やかな人権救済を推進する。」、➁「関係大臣と協力して、一定の専門性、技能を有する外国人材を円滑に受け入れるとともに、在留管理を徹底し、技能実習生の失踪などの不適切事案を防止する。特定技能制度について、技能実習制度の在り方を含めて総合的な検討を行う。共生社会の実現に必要な環境整備を着実に進める。」、③「ポストコロナの時代を見据え、観光立国に相応しい入国管理を実現する。」といった項目を挙げられました。
特定技能制度と技能実習制度の見直しについては、「外国人材の受入れ・共生に関する関係閣僚会議」の下に有識者での検討を行っていく段階との言及があり、改正案の全容については少し先になるのかもわかりませんが、葉梨法務大臣は、法務副大臣、法務委員長の経験があるとのことで、それらを活かした法務行政の改革に期待したいものです。