飛行許可承認手続
許可承認の必要性
ドローン(無人航空機)の飛行を行おうとする場合は、航空法により飛行許可承認申請が必要となります。
許可申請と承認申請とは分かれており、下記のいずれかに該当する場合はそれぞれ申請が必要となります。
許可が必要な場合
① 空港等周辺
➁ 地上等から150m以上の高さの空域
③ 人口集中地区上空の飛行
承認が必要な場合
④ 夜間飛行
⑤ 目視外飛行
⑥ 人又は物件から30m以上の距離を確保できない飛行
⑦ 催し場所での飛行
⑧ 危険物輸送又は物件投下を行う飛行
※緊急用務空域は原則として飛行禁止
包括申請
同一の申請者が一定期間内に反復して飛行を行う場合又は異なる複数の場所で飛行を行う場合に包括申請をすることができます。
ただし、飛行場所・高度や飛行の目的(業務/趣味)よっては包括申請ができないこともあります。
個別申請
特定の日時・飛行経路におけるドローンの飛行が「1回きり承認される」申請方法となります。
飛行スケジュールや経路を確定したうえで行う必要がある他、ドローンを飛行させるたびに許可申請を行う必要があります。
審査期間
飛行開始予定日の少なくとも10開庁日前(土日・祝日を除く)までに申請書類を提出する必要があります。
申請依頼につきましては、飛行開始予定日の約1ヶ月前を目安にお願いします。
飛行実績
ドローン飛行許可申請では、自己申告ではありますが、10時間の飛行実績が求められています。
屋内や講習を利用するなどして、しっかりと10時間の飛行実績をクリアするようにしてください。
飛行マニュアル
ドローンの飛行許可(または承認)申請をする際に、「無人航空機飛行マニュアル」を提出する必要があります。
その際に使用する飛行マニュアルは、国土交通省が示している「航空局標準マニュアル」を基準とすることが一般的です。
しかし、「航空局標準マニュアル」の中で制限されている飛行の方法でフライトしようとする場合は、
このマニュアルを使用できないため、独自マニュアルを作成する必要があります。
「航空局標準マニュアル」で制限されている飛行方法には、たとえば以下のような飛行方法があります。
- 風速5m/s以上の状態での飛行
- 第三者の往来が多い場所、学校や病院などでの飛行
- 高圧線、変電所、電波塔及び無線施設等の付近での飛行
- 人または物件との距離が30m以上確保できない離発着
- 人口集中地区での目視外飛行
- 人口集中地区での夜間飛行
- 夜間での目視外飛行
報酬額一覧
サービス内容 | 費用(税込) |
---|---|
包括申請 | 33,000円 |
個別申請 | 38,500円 |
機体の追加(国の認定機) | 3,300円/機 |
機体の追加(国の認定機以外) | 4,400円/機 |
操縦者の追加 | 3,300円/人 |
更新 | 22,000円 |
独自マニュアル作成 | 16,500円 |
※報酬は予告なく改定される場合がありますので、ご依頼時にご確認ください。
ドローン機体登録手続
2022年6月20日より100g以上のドローンを屋外で飛行させるためには登録が義務化されました。
同時に、以下のことも義務とされました。
① 登録記号を機体に直接記載又は貼付
➁ 登録記号を含む機体識別情報を発信(リモート機能)
報酬額一覧
サービス内容 | 報酬(税込) |
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新規機体登録(国の認定機) | 11,000円 |
2機目以降新規機体登録(国の認定機) | 5,500円 |
新規機体登録(改造機・自作機) | 13,200円 |
2機目以降新規機体登録(国の認定機) | 7,700円 |
更新(3年ごと) | 8,800円 |
登録内容の変更 | 6,600円 |
※オンライン申請手数料 1,450円/機(2機目以降は1,050円/機)
郵送申請手数料 2,400円/機(2機目以降は2,000円/機)
※報酬は予告なく改定される場合がありますので、ご依頼時にご確認ください。